我が家のトルコ料理

旅行をきっかけに1日3食トルコ料理になった我が家の食卓をレシピとともに紹介

にんじんとヨーグルトのディップで簡単&栄養満点おつまみ

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おしゃれなテーブルクロスに見せかけ、手ぬぐいですっ!笑

春にんじんが美味しい季節。新聞のコラムでもにんじんレシピが紹介されていたので、トルコ流の美味しい食べ方を紹介します。にんじんとヨーグルトのディップで、パンや野菜スティックにのせて食べる定番メゼ(前菜)です。ヨーグルトの酸味と、ごく少量すりおろして忍ばせてあるにんにくが食欲をそそります。

私はこう見えて(見えない)、にんじんがとても苦手でした。きっかけは小学校の給食でハンバーグと一緒に出てきたにんじんグラッセ。衝撃的に不必要な甘さと、にんじんの独特な香りが口のなかで広がった瞬間は、いまなおトラウマです。以来、にんじんが主役の料理はすべて警戒し、とりわけ「にんじんの自然な甘さ」を謳うものには絶対に手をつけないようにしてきました(笑)

でも、このメゼは大好きです!!!何枚でもパンが食べられます。なぜなら、この食べ方ではにんじんたちが媚びていないんですよ(笑)持論ですが、にんじんは決して甘みがうりの野菜じゃないです。彼らは、栄養満点だけど食べにくい根菜類の代表格。なのに、ごぼうのようには突き抜けず、トマト等が属する人気野菜チームの一軍で顔を張ろうとするから上手くいかないんです。にんじんグラッセはその最たる例だと思います。一方でメゼのにんじんは、自分たちが万人受けはしない独特な香りを放つ野菜だと自覚していて、微かに香るにんにくとヨーグルトを使って主張しすぎないようにしているんです。トルコのプロデューサーさすがです。にんじんの本質を分かっていらっしゃる。にんじんに欺かれてきた人ほど響く味わいだと思います(笑)

栄養はもちろん最強です。彼ら根菜なんで(笑)本領はそこですから。このメゼではカロテンと食物繊維を美味しくとれて美容や疲労回復にも最適。にんじん好きには新しい魅力を知ってもらえると思いますし、苦手な人もいけるはず。ホームパーティでも重宝します!

材料(前菜として4人前)

  • にんじん・・・・・・・・1本
  • オリーブオイル・・・・・・・・大さじ1
  • ・・・・・・・・小さじ1/3
  • 水・・・・・・・・大さじ1
  • ヨーグルト・・・・・・・・1/2~1カップ(お好みで)
  • にんにく・・・・・・・・ごく少量。手順の写真参照

作り方

  1. にんじんをフライパンにシュレッドする

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  2. にんじんに塩をまぶし、オリーブオイルを回しかけて、水をいれる

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  3. 弱火で蓋をして、蒸し煮にする(5分くらい)。こげないように注意

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  4. その間、ヨーグルトにおろしにんにくを少量(写真のおろし器に乗っているくらい)いれて、よく混ぜる。ちなみにこのおろしスプーン?は100均でも売っている便利グッズです。

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  5. にんじんが十分柔らかくなったら火を止めて、そのまま冷ます

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  6. 冷めたにんじんとヨーグルトをよく混ぜて出来上がり!

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写真のようにカナッペで食べるときは、お好みでパセリやくるみを飾るとさらに美味しくなります♪

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